聖隷浜松病院NICU その2
【新しいNICUの形】
NICUは半個室スタイルをとっています。
NICU全体のスペースが6つのユニットに区分され、1つのユニットは43~61平米の広さで最大4人の赤ちゃんが入院します。
ユニットの中は、赤ちゃん1人ずつのスペースをカーテンで仕切れるようになっています。保育器と呼吸器があり、そばにはゆったりと座ることができリクライニングも可能な1人用ソファが配置されていました。
照明はほんのりとして、赤ちゃんの真上には照明があたらないようになっています。室内はとても静かでしたが、雰囲気は決して暗くありません。
半個室スタイルであり、スタッフの配置や動きはどうなっているか、とても知りたいところですね。
看護師は赤ちゃんの重症度に応じユニット毎に2対1から4対1、NICU全体として3対1となるように配置され夜間も同様です。1つのユニットには様々な重症度の赤ちゃんがいるようにしているそうです。
医師は主に中央のスタッフステーションで業務を行い、ユニット内には処置や回診以外ではあまり長く過ごす事はないのだそうです。
新しい病棟となり家族の滞在時間が長くなった、と前に述べました。長く居ても疲労が少ない、「ここにいてもいいんだ」と家族が感じられるNICUなのだと思いました。
右下のお部屋6つがNICUです。
ちなみに荒木先生は の
位置に立っています
間仕切りカーテンの編目部分は、ちょうどモニターが見えるような長さに工夫されていました。
ソファは座っている人が手元のレバーで簡単にリクライニングの調節ができます。
また、キャスターがあり移動もしやすいようになっています。
ともこさんがとてもリラックスしているのが伝わりますね。