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7.私たちもすこしずつ

スタッフ用休憩室から出た中庭にて。

メンバー同士の時間は、自分たちでできること、日本でできることについて、ずっと話していました。

ベビーステップ、小さなステップで

 

まずは自分が、自分の心や手を使ってできることを、赤ちゃん・家族と始められたらと

思います。

 

そして、赤ちゃんや家族の反応が、次への力、周りへ伝える力になると考えます。

 

 

メンバー8人が、それぞれの「小さなこと」を言葉にしてみました。

nDPAP(鼻につける

呼吸器)をつけたまま

でもカンガルーケアを

積極的に進めて

います。

そしてできる限り長い時間の

カンガルーケアができるように。

いつでも

赤ちゃんと一緒に

いられるように・・・。 

 

夜間の面会を

はじめました。

家族の時間の

環境づくり。

アラーム音への

早い対応、

できるだけ家族が

率先してお世話できる環境を

つくっています。

さっそく耳の形の

騒音計を設置!

 

いつも赤ちゃんと

家族のことを考える、

そのことを意識する

小さな一歩です。

自分のまわりの

いろんな職種の

医療者と、

時にはきちんと、

時にはゆるく、

家族が一緒に過ごせる

医療について話し合いを続けています。

家族と赤ちゃんの

病状について

話す時は、

家族ができることに

ついても一緒に

相談しよう、としています。

ファミリールームを

退院準備以外でも

家族で過ごせる場所

として使用できないか

模索中です。

こどもと家族が

必要以上に

離れ離れになる時間

が少なくなるように、

医療者中心のケアを

減らしています。

小さなこと、なので 「うちではもうやっているよ」という方、NICUもきっとありますよね。

 

一歩先をいく先輩として、工夫や思いを教えて頂ければ、よりパワーアップできると思います。

ぜひ、力を貸して下さい。

 

 

 

赤ちゃんが入院中の方、NICUにいたことがある方 もいらっしゃると思います。

 

「こういう風にできて良かった」

「これからこうしたら、もっといいかも」

 

をお話して頂けたら、うれしいです。

 

医療や福祉はみんなのもので、みんなで作るともっと良いものになると思うからです。

 

 

 

日本ならではの方法ですが

 

お母さんの産後入院が長いことを利用し、まずその時期に、たくさん一緒にいることを始めるのも

一つかもしれません。

 

 

日本のお父さんは、赤ちゃんが不安定な時期でも、仕事が続くことが多いですね。

まだまだ休みも取りづらい・・・。

 

そんな中、会いに来てくれたり、病院での説明をお母さんと聞いて下さって、ありがとう。

 

お父さんがそんな風にやりやすい世の中、みんなで考えられたらいいですね。

 

理解がある職場への注目も行えればと計画しています。

ウプサラ大NICU中庭から見上げた青空

(お天気が良いのはとてもラッキーとのことでした)。

 

“こどもや家族のことを思う” というのは世界のどこでも、

人種や立場が違っても、共有できることですね。

こどもが こどもらしく、 かぞくが かぞくらしく と思ったら、

世の中は変わる、少しずつ変えられる

 

どんなこどもでも 生きやすい世の中は、みんなが生きやすい世の中

 

 

これからも こどもかぞくまんなか を よろしくお願い申し上げます。

 

 

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